フラダンスとは
ハワイ語でフラとは『踊り』のこと。ハワイ原住民の民族舞踊です。
何世紀にもわたる長い歴史の中で、フラは時代とともに変化・発展を続けてきました。
特にハワイ社会全体が西洋化された過去約200年間に大きく変化しました。
しかし、変化を遂げてもフラ本来の本質が変わることはありませんでした。
フラには、まずそれを踊る歌詞があり、それにつくリズムや音楽があります。
フラの動きは、その歌詞の内容や意味を表現したもので、身振りでありジェスチャーであるわけです。そして、その歌詞の内容に合う衣装や装飾品を身につけて踊ります。
例えば、ハワイ諸島8つの島にもカラーやお花があります。
それでは、皆さんにハワイの各島を紹介しましょう!
まずは、ニイハウ島です。
色は白色、ニイハウ島はお花ではなくニイハウシェルです。
ハワイ諸島の中でも唯一の個人所有の島としても有名です。
長年隔絶されてきた結果、独自の文化や言葉が色濃く残っています。
次は、カウアイ島です。
色は紫色、お花はモキハナです。
ハワイ最古の島でヒーリングアイランドとも言われています。
年間を通じて降雨量が多く緑豊かな島です。
オアフ島です。
色は黄色、お花はイリマです。
ハワイ諸島の中心地であり最も有名な島です。
皆さんご存知のワイキキビーチとダイアモンドヘッドがある島です。
※画像出典:Forest & Kim Starr, CC 表示 3.0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6138503による
モロカイ島です。
色は緑色、お花はククイの花です。
この島はハワイ先住民の文化が色濃く残っている島で、
ハワイ島と並びフラ発祥の地とも言われています。
※画像出典:Tauʻolunga - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2292481による
ラナイ島です。
色はオレンジ色、お花はカウナオアです。
この島はモロカイ島の南東に位置し、
昔はパイナップルアイランドと呼ばれパイナップルの栽培が盛んな島でした。
マウイ島です。
色はピンク色、お花はロケラニローズです。
ハワイ諸島の中で2番目に大きな島です。
ラハイナは一時期、捕鯨が盛んなハワイ王国の首都でした。
カホオラヴェ島です。
色は灰色、お花はヒナヒナです。
この島は8島の中で唯一人が住んでいない島です。
ハワイ四大神カナロアに捧げられた聖なる島とも言われています。
最後に、ハワイ島です。
色は赤色、お花はレフアです。
ハワイ諸島の中で最も大きな島で4000メートルを超えるマウナロア山、
マウナケア山、そして今でも火山活動が盛んなキラウエア火山があり
年々島が大きくなっています。
ご紹介したように、
各島にはテーマがあるので曲の意味を調べるとより深く楽しめます!!
フラを通じて自分の世界を広げてくれるものだと思います。
文字を持たなかったハワイ人にとってフラは自然に対する畏敬の念を後世に伝える『言葉』の役割も持っており、フラを踊るということはすなわち、自らの体を使ってハワイの文化や考え方を表現し、伝えていくということです。
ディヴィット・カラカウア王が残した次の言葉はフラとは何かをよく表しています。
Hula is the language of the heart , and therefore the heartbeat of the Hawaiian people.
(フラとは心の言葉である。すなわちハワイ人の鼓動なのだ。)
参考文献
・HULA Le'a特別編集 フラ・ダンサー必携本! フラ事典(改訂版)
フラレア編集部 刊 Kawehi Miller編 文踊社
・はじめてのフラ[最新版]
素敵なフラスタイル編集部 イカロス出版